■ 中池見NEWS 2004 ■ |
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★ 賞賛をもって残る検討、結論を 〜検討協議会に要望書提出〜
中池見湿地トラスト ゲンゴロウの里委員会は、8月16日敦賀市の中池見検討協議会に、中池見の将来像、方向付けをした人々と委員の名前が国内外に賞賛を持って残るような検討、結論を期待すると、要望書を提出しました。
中池見湿地トラスト等6団体は、協議会委員を透明性ある議論を経て人選すること、中池見湿地の調査研究にあたった各分野の学者、研究者、中池見保全に努力してきた地域や全国組織のNGO、NPOおよび公募市民を参加させることを敦賀市に要望しました。
しかし、8月12日に公表された委員会は、市民公募がなかったどころか、大阪ガス(株)の環境保全エリア専門委員3名が入る偏りのある構成となっていました。中池見湿地全体が環境保全エリアのようにビオトープの手法で改変され、公園化される可能性が強まったことに強い危機感を抱いています。
要望書全文は以下の通り。
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2004年8月16日
中池見検討協議会委員 各位
中池見湿地トラスト「ゲンゴロウの里」基金委員会
中池見検討協議会に対する要望書
私たちは今回の協議会へ、地権者としての参加を希望してきましたが残念ながら希望がかなわず、また、市民公募もありませんでしたので、この要望書を提出します。よろしくお取り計らい下さい。
中池見検討協議会の構成等について、私たちは7月22日に長年、中池見の調査・研究、保護・保全に係わってきた6団体が連名で敦賀市長あてに要望書を提出しました。この中で中池見を取り巻く国際的な状況や期待等もお知らせしました。
すなわち、大阪ガス鰍ェ中池見における液化天然ガス(LNG)備蓄基地建設計画を中止し、事業予定地全域および既存施設を敦賀市に寄付すること。また、これを受けて敦賀市も保存の方向を示すと共に市長も「将来的にはラムサール条約の登録湿地を目指したい」と前向きな発言をしたことなど。これらのことは、ただちに世界の関係機関、関係者に伝わることとなり、大阪ガス鰍フ英断と敦賀市の取り組みを高く評価、賞賛する声があがっています。また、敦賀の私たちの所まで伝わってきており、市長への賞賛のメッセージ・メールを預かり、お届けもしました。最近発行の国際誌(国際団体機関誌)にも賞賛の声と共に紹介されています。この写しも市長にお届けしました。
このことは、とりもなおさず国際的に今後の取り組みが注視されているということに他ありません。今秋には、日本湿地ネットワーク(JAWAN)主催の「2004国際湿地シンポジウム」の敦賀での開催が決定(10.16-17
於:敦賀短期大学)され、海外ゲストも来敦されます。
このたび委嘱を受けられた協議会委員の皆さんには、中池見を巡る以上のような経緯、現況からこの協議会の議論は、一地方のことではなく、すでに国際的に歴史的な事柄として捉えられ、注目されていることの認識をいただいて、中池見の将来像、方向付けをした人々と委員のお名前が国内外に賞賛を持って残るような検討、結論を期待し、以下の要望をいたします。
記
1. 検討の根底に国際的な視野、すなわち、湿地に関する国際条約・ラムサール条約の精神および決議や勧告を据えて検討、議論を深めること。
(参照)ラムサール条約本文(全12条)、ラムサール条約における「湿地」の定義、湿地分類法、
決議[.16湿地再生の原則とガイドライン
決議[.17泥炭地に関する地球的行動のためのガイドライン
決議[.18侵入種と湿地
決議[.19湿地を効果的に管理するために湿地の文化的価値を考慮するための基本原則
決議[.23湿地の賢明な利用を達成するための手段としての奨励措置・・・・など関連多数
2. 市民の貴重な財産となる中池見の将来像の検討経過を広く市民に知っていただくために協議会は公開とし、傍聴者からの意見を聞く場も設けること。
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★ 中池見検討協議会委員の顔ぶれ決まる
敦賀市は中池見検討協議会委員20名を決定し、8月12日公表しました。発表された委員は、学識経験者7名、関係機関・団体代表10名、敦賀市職員3名で、以下のような顔ぶれ。
・学識経験者
杉山恵一(富士常葉大学環境防災学部教授)
川平浩二(福井県立大学学術教養センター教授)
佐々治寛之(福井大学名誉教授)
渡辺定路(福井市自然史博物館館長)
下野谷豊一(日本鱗翅学会会員)
柴田亮俊(自然公園指導員)
奥野信一(福井大学教育地域科学部助教授)
・関係機関・団体の代表者
中村秀男(敦賀商工会議所)
池端武雄(敦賀市区長連合会)
光友喜久夫((敦賀市農業協同組合)
山下 治(二州森林組合)
千葉半厘(敦賀市文化協会)
萩原しずゑ(敦賀市連合婦人会)
高木光夫(樫曲区区長)
田中大三郎(中池見会)
原田左近(泉生産森林組合)
笹木智恵子(NPO法人ウエットランド中池見)
・敦賀市職員
中村成美(敦賀市産業経済部長)
宇野順二(敦賀市建設部長)
山口重滋(敦賀市教育委員会事務局長)
なお、正副会長は8月17日に開催される第1回会議で選出することになっています。<2004.08.13>
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★ 中池見検討協議会委員に笹木智恵子氏推薦 〜NPOウェットランド中池見〜
中池見湿地の保全を検討する中池見検討協議会が設置されることになり、敦賀市よりNPO法人ウェットランド中池見に対し、委員の推薦依頼がありました。
NPO法人ウェットランド中池見は8月1日、理事会を開催し、理事長の笹木智恵子氏を委員として推薦することを決定し、2日敦賀市に文書で回答しました。<2004.8.2>
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★ 正式寄付は2005年3月に決定
敦賀市への中池見湿地の寄付を表明していた大阪ガス(株)は、2005年3月31日に正式寄付することで敦賀市と2月25日合意しました。それまでの約1年間は大阪ガス(株)が管理、施設運営します。
また、維持管理協力金として敦賀市へ4億2千万円の寄付をすることも決まり、敦賀市としては維持管理のための基金を創設する意向を示しています。<2004.2.27>
★ 設立記念講演会でNPO法人ウエットランド中池見船出
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| 祝辞を述べる河瀬敦賀市長 |
2月1日敦賀市あいあいプラザでNPO法人ウエットランド中池見の設立記念講演会が開催されました。来賓として河瀬敦賀市長が祝辞を述べ、大阪ガスからの寄付を受け、中池見湿地を環境教育の場、市民憩いの場として保全し、ラムサール条約登録湿地を目指したいとの心強い言葉を頂きました。
記念講演は長年中池見湿地の調査、保護に関わってこられた河野昭一京都大学名誉教授の「内陸低湿地保全の意義−中池見湿地の重要性を再認識しよう−」と題された講演でした。「中池見湿地と周辺丘陵部で約2000種の動植物が確認されており、二次的自然と呼ぶにはあまりにもその種数が大きく、また共生系としても大きい」と評価し、「それらの生活史の解明や丘陵帯の水系の調査が今後の課題」と述べられました。また、外来種や仮設道路、オーバーユースなどの問題についても、「本来の生態に近い状態に戻し、共生系の維持を図るようにすべき」とのアドバイスを頂きました。
大阪ガスの寄付発表の直後とあって質問が相次ぎ、またマスコミの多さも目についた講演会で、地元市民、行政、議会の多大な関心を受けてのNPO法人ウエットランド中池見の船出と言えます。<2004.2.1>
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★大阪ガス(株) 中池見湿地を敦賀市に寄付表明
大阪ガス(株)の副社長が1月22日、敦賀市長を訪ね、「中池見を敦賀市に寄付する」と表明しました。 中池見湿地トラストは緊急記者会見を開き、大阪ガスの英断に敬意を表すとともに、敦賀市に対しワイズユースと保護保全の方向付けを要望しました。<2004.1.22
13:30>
中池見湿地トラスト ゲンゴロウの里基金委員会のコメントは以下のとおりです。<2004.1.22
15:00> |
私たち「中池見湿地トラスト」としては、大阪ガスの英断に敬意を表します。中池見が敦賀市に寄付されるということで、今後、公有地として、敦賀市民はもとより、福井県民、そして日本の国民にとっても、日本でも有数の内陸低湿地の原形を残す中池見が保護・保全されることはとても喜ばしいことです。
市に対しては、この重要な(環境省が「日本の重要湿地500」及び「生物多様性保全のための重要地域」として選定)中池見を、世界からの預かり物として、国際的な団体・機関(IUCNなど)などからも保全についての援助も惜しまないとの言葉もいただいていますので、賢明な利用(ラムサール条約では「ワイズユース」)、保護・保全の方向付けを望みたいと思います。 |
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